01
互酬領域の再編
PEOPLE
『B.BASE』が空き家になる前、家の主人だった国信さんは豪快な人で、よく地域の人や友人を家にあげて宴会をするような方だったそうです。 みんなが持ち寄りでお茶のみ/酒呑みをする中で編まれた「お互い様」の関係が、地域のレジリエンスを高め、豊かでしなやかな地域社会を維持してきた理由だと私たちは考えています。 「お互い様」(互酬)の原理を受け継ぎながら、次の時代を生きる私たち/地域/社会の関係を編み直していきます。
02
文化的創発
CULTURE
『B.BASE』のある村山市大倉地域には、長い時間をかけて醸成されてきた食文化や山岳信仰、祭事や歴史的慣習などの文化があります。 私たちはこのような文化にこそ、近代の限界をのらりくらりと乗り越えていくヒントがあるのではないかと考えています。 これまで醸成されてきた文化と、現代のクリエィティブがうまく溶け合うからこそ生まれる、越境的で土着的な表現。その先に現れる斬新で懐かしい普遍性。 『B.BASE』は、そのような「文化的創発」を追いかけています。
03
クリエイティブ領域の地位向上
REGION
地方では創作環境や案件が少なく、クリエィティブ業の価値が認められていない部分があります。 本業だけで生計を立てるのが難しく、東京などに若手が流出したり、クリエーターへの道を諦めるという現状を目の当たりにしました。 『B.BASE』は地方におけるクリエィティブ領域の価値を、多くの方に伝える事を通して、 「もっと地域を面白く」 「誰もが自分の内面にある興味・関心を肯定でき、自らの個性で生ききる」 そんな思いを持ったクリエーターと一緒に『B.BASE』を作っていきます。